夏は気温、湿度の関係でヒトでもそうですが、皮膚病が増えます。
食物アがルギーとの診断ですが、その根拠を聞いてみてはどうでしょうか? また、飼い主さん自身で考えて見て下さい。例えばその時期になにか特別な食べ物を与えている、あるいはその時期に限り環境が変わる。また植物に触れる機会があるなど。夏のみにアレルギーの症状がでるならばまず春から夏にかけてアレルギーの原因となるものが存在する可能性が高いのでは。
しかし本当に症状が認められるのは夏に限られているのでしょうか?
他の時期に症状は全くないのでしょうか?例えば、耳を良くふる、耳を掻く、足の指を良く舐める。またお腹の皮膚が赤いなど。これらはアレルギーの症状です、夏になるとひどくなる場合が多いですが、年間を通じてはどうでしょうか?見落としはないですか?
皮膚検査の結果はどうでしたか?脱毛が点々と出来る場合はカビの可能性もあります。ヒトの水虫を考えてもらうとわかりやすいと思いますが、やはり、あつくてジメジメした季節になりやすいですよね。
カビが厄介なのは、たとえカビが原因であっても、一般の皮膚検査でカビが検出されない場合があることです。カビでさらに問題となるのは、カビがいるからといって、必ずしも皮膚病にならないことです。
例えばヒトで言う花粉症。花粉により鼻水ダラダラのヒトもいれば平気なヒトもいますよね。カビも同様にいるだけで皮膚病になるワンちゃんもいれば、全く平気なワンちゃんもいます。カビアレルギーもあると言うことです。この時期はノミアレルギーもありますね。
フケが多い場合は角質を溶かすシャンプーもあり、有効です。
フケや皮膚のカスがカビやバイキンの栄養になる場合も有るので試してみるのも良いでしょう。痒みや赤味がある場合はお湯よりも水で拭いて下さい。お湯だと痒みが強くなることがあります。薬用シャンプーの使い方ですが、シャンプー後、すぐに荒い流さないようにしてください。
現在皮膚病に人間と同じように不飽和脂肪酸の含まれたサプリメントがあり、効果は期待できます。しかし特に大型犬の場合は経済的に大きな負担になります。私は飼い主さんと話し合いの上で、経済的な面でサプリメントが困難な場合はオリーブオイルを勧める場合もあります。
オリーブオイルにも不飽和脂肪酸は含まれています。
しかし、コラムでも述べたように原因をある程度見極めないと治療が無駄になることもあります。特にアレルギー用のフードを処方する場合は、一生そのフードを食べていくことになりますから、経済的な負担も大きいと思います。
今何種類もお薬やシャンプーを利用されているようですが、獣医さんにそれぞれのお薬の目的を聞いてみてはどうでしょうか?またその治療を選択した理由も。
基本的に皮膚病の治療は根気が必要です。飼い主さんと獣医さんの信頼関係が一番重要になります。最後に獣医さんに往診をしてもらい現在の生活環境を確認してもらってはどうでしょう。専門的な目で見ると、原因解明のヒントが見つかる場合もあります。
ラブは皮膚が弱い子が多く、アレルギーや内分泌の問題を抱えている場合も少なくありません。実際患者さんをみなければ正確な診断はできないので、あくまでも参考程度にして頂き、信用できる獣医さんに相談して下さい。
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