GIOVAREの設立には、私の人生で最初の愛犬との18年間の生活が大きく影響する。
幼少の頃から動物が大好きだった。5歳頃から獣医さんになると心に決め、犬との生活に憧れ、7歳の時に自分のお年玉でイングリッシュポインターを飼った。今でもあの日のことは鮮明に覚えている。ドキドキしながらブリーダーさんに向かった。初めて夢がかなう瞬間、期待と不安で胸がいっぱいだった。
不思議な感覚だった。選んだ?というより、共鳴した。甘えん坊の女の子。3匹いる子犬の中から最後までブリーダーさんの手を舐めていた。名前はアミン。運命の出会い。
20年以上も前、今のように犬に関する情報はほとんどなかった。彼女には生肉をあげ、ノーリードで毎日2時間以上走らせた。とても健康で獣医さんにお世話になることはほとんどなかった。
一緒に寝て、悩みがあれば相談した。まさにパートナー。一緒に寝ていたし、休みの日は、山や川に行って遊んだ。アミンの写真の枚数は、一人っ子の私の5倍ぐらいあった。
そのアミンも18年の生涯を閉じた。大型犬の介護は、精神的にも、肉体的にも大きな負担であったが、最後まで精一杯、一緒に生きた。だから大きな悲しみと、それ以上の幸せを共有した。自分を責めることもあったが、彼女との出会いに感謝することができた。
そんな風に育った私が初めて日本の現状に疑問を持ったのは、ロンドンでの生活を始めてからだった。それまでは全く気がつかなかった。そういえば、日本では犬はペットショップで販売されている!どうして日本では飼い主さんがとても大変そうなのだろう!?地下鉄には乗せられないし、お店にも一緒に入れないのはなぜだろう!?
帰国後ペットブームを目の当たりにし、ニュースで色々と知った。明らかにおかしい。大ショックだった。勿論、日本には日本の歴史、文化、事情がある。けれど、道徳的にどうか!?悪徳ブリーダー、悪徳ブローカー。かわいいから飼い、空想とのギャップに放棄される犬たち。
現在は3歳のビーグル、ミロと生活をしているが、アミンを飼っていた時とは社会的に、良くも悪くも色々な違いを感じる。大好きな犬のために、こんな状況を少しでも改善したい。そんな気持ちから立ち上げたGIOVARE。
"GIOVARE"とはイタリア語で「役に立つ」の意味で、「互いに助けましょう!」という言葉にも使われている。ペットブームの犠牲になってきた犬達のためにも、GIOVAREはみなさんと一緒に考え、より良い環境を提案し、犬達を守っていきたいと思っています。
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